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2026.10.13

北海道どら焼きヌーボーを支えた22年②~小豆生産者・辻野さんと和菓子職人の絆~

2026年秋。
22年間、「北海道どら焼きヌーボー」の小豆を育て続けてくださった、小豆生産者の辻野さんがご勇退されます。
今年は、辻野さんの小豆を受け取り、餡へ仕立てる最後の「北海道どら焼きヌーボー」。

畑で育てる人から、餡を炊く人へ。
その年の実りを、次の手へと託していく。

どら焼きヌーボーは、そんな生産者と職人のリレーから生まれてきました。

「この小豆は、違う」

もりもとの和菓子職人・佐野健太。
辻野さんの小豆を初めて口にした時のことを、今でも鮮明に覚えています。

ひと口食べた瞬間、ふわりと鼻から抜けていく香り。
小豆そのものの豊かな風味。

「今までの小豆とは違う」
そのときに受けた衝撃は、今も忘れられないといいます。

一方で、そのおいしさの理由を辻野さんに尋ねても、返ってくるのはいつも控えめな言葉でした。

「特別なことは、なんもしてね」

けれど、その何気ない一言の向こうには、毎日畑へ足を運び、土の状況を確かめ、小豆を見守り続けてきた日々があります。
特別ではないことを、毎年、丁寧に積み重ねること。その積み重ねこそが、辻野さんの小豆をつくってきました。

小豆は、毎年違う

小豆は農産物。同じ畑で、同じ品種を育てても、毎年まったく同じものができるわけではありません。

雨の量。
気温。
日照時間。
収穫時の水分。

その年ごとに、小豆には小豆の表情があります。
だから職人も、毎年同じようには炊きません。

見て。
触れて。
炊いて。
味を確かめる。
浸水時間を変え、炊き時間を調整し、甘さを少しずつ整える。

前年の方法をそのままなぞるのではなく、「今年の小豆」に合う答えを探します。

袋を開けた瞬間、スイッチが入る

工場に届いた小豆の袋を開けた瞬間、佐野の中で職人としてのスイッチが入ります。

今年の豆は、どんな状態だろう。
どう炊けば、この小豆の良さを最大限に引き出せるだろう。

「辻野さんの小豆を生かすも殺すも、自分たち次第」

一年かけて育てられた小豆。
その時間を受け取るような気持ちで、餡を炊く。

22年間、生産者と職人のリレーは、毎年続いてきました。

▶北海道どら焼きヌーボーを支えた22年③~小豆生産者・辻野さんの想いを次の世代へ~へつづく

22年間のありがとうを、辻野さんへ

もりもとでは現在、「北海道どら焼きヌーボー」の思い出やご感想、小豆生産者の辻野さんへのメッセージを募集しています。

毎年この季節を楽しみにしてくださっていたこと。
ご家族と召し上がった思い出。
初めて食べた時のご感想。

そして、辻野さんへ伝えたい「ありがとう」。

どんなことでも構いません。
「北海道どら焼きヌーボー」の思い出やご感想とともに、ぜひ皆さまの「ありがとう」をお聞かせください。
皆さまからいただいた言葉は、大切に辻野さんへお届けいたします。

※上記掲載情報は2026年10月13日(火)時点のものとなります。掲載情報は変更となる場合がございます。予めご了承くださいませ。