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2021.10.01

てんさい糖って何?他の砂糖との違いやおすすめスイーツもご紹介

料理やお菓子作りに使われる「砂糖」には様々ありますが、その中でも「てんさい糖」は体に優しい砂糖と言われています。

しかしながら、その名前を聞いたことがあっても実際にはどんな砂糖なのか?体に優しいと言われる理由はなぜなのか?知らないことが沢山ありますよね。

今回はてんさい糖についての疑問をとことん解説!
さらに、北海道の素材を大切にする北海道のお菓子屋もりもとから、てんさい糖を使ったおすすめスイーツもご紹介します♪

てんさい糖とは?

てんさい糖は、じゃがいもや牛乳などと並ぶ北海道の代表作物「てん菜」から作られたお砂糖のこと。砂糖の中でもまろやかな甘さ、風味とコクがあるのが特徴です。

砂糖には、加工過程で出る結晶と糖蜜を分けないで作る「含蜜糖」と、結晶部分のみを使う「分蜜糖」の2種類があります。
てんさい糖には、「含蜜糖」のものと、糖蜜部分のみを使ったものがあり、後者の場合の結晶部分は上白糖やグラニュー糖となるのです。

別名「ビート」「サトウダイコン」

てん菜は、まるで大根のような見た目をしていることから別名「砂糖大根(サトウダイコン)」とも呼ばれていますが、実は大根ではなくほうれん草等と同じ「ヒユ科」に属します。

また「ビート(シュガービート)」とも呼ばれており、品種は異なりますが赤い野菜である「ビーツ」の仲間です。

海外ではポピュラーな砂糖の原料として知られていますが、日本国内ではほとんど北海道でしか栽培されていません。

原材料「てん菜」の生産は北海道が中心!

日本の中でも北海道を中心に生産されている「てん菜」。

というのも、てん菜は寒さに強い作物で、昼夜の寒暖差で糖度を高めていき、その糖度はなんと完熟したメロンに匹敵する15度以上とのこと。北海道に適した寒冷地作物なのです。

収穫時期は10月~11月。種まきをする3月頃まで製糖をしています。また北海道の中では、十勝地方やオホーツク管内を中心に道内総面積約57,500haで栽培されています。
(令和3年時点)

■参考文献:令和3年産てん菜の生産状況について

てんさい糖の最大の特徴はオリゴ糖

てんさい糖の最大の特徴は他の砂糖と違い天然の「オリゴ糖」が含有されているという点です。

てんさい糖が体に優しいと言われているのも、この「オリゴ糖」が関係しています。では実際にオリゴ糖はどんな役割があるのでしょうか?

オリゴ糖の役割

オリゴ糖は整腸作用や腸内細菌を増やす作用があり、お腹の調子を整えてくれることで注目されている糖質です。

オリゴ糖の特徴として、消化酵素ではほとんど分解されず、そのまま大腸に届くことから糖質としてのエネルギーにはなりにくく、摂取をしても血糖値の上昇にさほど影響がないという点があります。

そして大腸に届いたオリゴ糖は、善玉菌のエサとなり善玉菌を増やすことで、整腸作用をもたらす効果があるとされているんです。

■参考文献:もっと知りたい!オリゴ糖の特徴とその働き|株式会社パールエース

てんさい糖と他の砂糖は何が違う?

てんさい糖についてお伝えしてきましたが、他の砂糖とはどのような違いがあるのかもまとめて解説していきます。

➤上白糖・グラニュー糖などの白い砂糖

白い砂糖の原料は「サトウキビ」や「てん菜」。
原料や作業過程は途中まで同じですが、「てんさい糖」はてん菜を煮詰めたときに出る糖蜜を乾燥させたもの、「白い砂糖」はその際糖液から分離する結晶部分、という違いがあります。

また、原料に含まれるミネラルは全ててんさい糖の方に含まれるため、白い砂糖にはほとんど栄養はありません。特に上白糖はカロリーが高く血糖値も上がりやすいため、ダイエット中の方や糖尿病でお悩みの方は避けた方が良いでしょう。

しかし、クセのない強い甘みと、水に溶けやすい性質から、どんな料理にも使いやすいオールマイティーな砂糖として、幅広い家庭で愛用されています。

➤黒糖・きび砂糖など茶色い砂糖

蜜を含んだ結晶を高温のまま乾燥させたのが茶色い砂糖。
カリウムやカルシウムなどのミネラルが非常に多く、その量はてんさい糖を大きく上回ります。

栄養価が大変高いため健康に気を付けたいという方におすすめですが、サトウキビの独特な風味やコク、強い甘さ等の特徴がありクセが強いため、料理によって合わない場合もあるのが注意点です。

➤三温糖

上白糖やグラニュー糖を取り出したあとに残る糖蜜から作られる砂糖。
糖蜜を三度煮詰めて作られるのが、名前の由来です。

てんさい糖等と同じ茶色い見た目をしていますが、三温糖の茶色は煮詰めた時についたカラメルの色であるため、黒糖・きび砂糖・てんさい糖などの天然の茶色い砂糖とは若干異なります。

また、煮詰めることでコク深い旨みが生まれるため、コクを出したい煮物やすき焼き、和菓子作りなどにぴったり。不純物がほとんど含まれず甘みを感じやすいため、上白糖等の代用として使う場合は、量を調節するのがおすすめです。

このようにそれぞれ甘さや風味が異なるため、料理やお菓子など使用用途によって使い分けられているんですね。

もりもとスイーツの一部にもてんさい糖が使用されています♪

まろやかでやさしい甘さが特徴のてんさい糖はスイーツとも相性抜群です。

北海道のお菓子屋もりもとでも、お菓子の原材料の一部として「てんさい糖」を使用しているスイーツがありますので、いくつかご紹介いたします♪
※商品によって、てん菜から作られた糖以外も混合して製造しております。

北の散歩道シリーズ

果実のおいしさをそのままに、特別に仕立てた「果実のコンフィチュール」を使い、香り豊かに仕上げました。甘酸っぱい果実の味わいを、クッキーのサクッとした食感&チョコレートのなめらかさと一緒にお楽しみください。
クッキー生地に、てん菜グラニュー糖を使用しています。

■ハスカップ 8個入950円(税込)/らいでんメロン・いちご 8個入860円(税込)

キャラメルハニーサンド

北海道産小麦と北海道バターで作ったサクッと食感のクッキー。
ほんのりキャラメルが香るチョコレートに、北海道産シナはちみつとキャラメルをミックスした特製のキャラメルハニーソースを閉じ込めました。
クッキー生地に、てん菜グラニュー糖を使用しています。

■8個入990円(税込)

どら焼き

北海道の良質な素材を一番良い形で味わって頂きたいという想いを込めて、つくり上げたどら焼きです。
北海道千歳市のおいしい水と、北海道十勝芽室町産のエリモショウズ、北海道産の大手亡豆を使用しました。
生地にてん菜上白糖を使用し、やさしい甘さのふんわり生地に仕上げています。

■6個入1,080円/12個入2,160円(税込)

太陽いっぱいのゼリーシリーズ

北海道果実の美味しさを最大限に引き出し、北海道千歳市のおいしい水で仕上げました。
なめらかな食感と大自然の恵みを感じられるゼリーです。定番と季節限定を合わせた4種類が楽しめます。
トマト・ハスカップ・メロン・白桃の4種には、てん菜グラニュー糖を使用しています。

■8個入2,800円/12個入4,190円(税込)
※その他の個数もございます。※季節によって一部詰合せ内容が異なります

時のバウムクーヘン

小麦、バター、生乳、卵など、北海道素材に”とことん”こだわり、もりもとだからこそ作れるバウムクーヘンを目指しました。
ふわふわながらも食べ応えがあり、バターの香る口どけの良いバウムクーヘンです。
砂糖にはサトウキビとてん菜をミックスした上白糖を使用しています。

※現在、不定期販売にてお取り扱いしております

お菓子や料理を支えるてんさい糖は体に優しいお砂糖です♪

北海道を中心に生産・製造されている「てんさい糖」は、他の砂糖にはない「オリゴ糖」が含まれていることから、お腹にやさしいとされているお砂糖です。

まろやかな甘さで風味とコクがあり、素材の味を邪魔せずお菓子作りや料理にも相性抜群♪

北海道のお菓子屋であるもりもとでも、原材料の一部に「てんさい糖」を使用したスイーツを取り扱っております。
素材の味を生かしつつ、まろやかな甘さで支えるてんさい糖は、北海道の素材を大切にするもりもとになくてはならないお砂糖です。

もりもとではてんさい糖に限らず、北海道の素材を大切にしてお菓子作りをしています。
今回ご紹介したスイーツの他にも様々なスイーツを作っていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

※上記掲載情報は、2023年7月5日(水)時点のものとなります。
価格や商品名などの掲載情報は変更となる場合がございます。予めご了承くださいませ。